2026-04-10
仕事が続かない。転職10回、弟のリアル
この記事を読んでほしい人
仕事が続かなくて悩んでいる人へ。
「なんで自分だけ続かないんだろう」と思っているなら、この記事を読んでみてください。僕の弟はIQ68で、仕事を10回以上変えています。この記事は弟の話ですが、同じように悩んでいる人に「自分だけじゃない」と思ってもらえたら嬉しいです。
僕はきょうだい児(兄)です。弟のことをずっと見てきた立場から書きます。
転職10回のリアル
弟の仕事歴を並べると、こうなります。
- コンビニ → 1ヶ月で辞めた
- 旅館の清掃 → 2週間で辞めた
- 工場 → 1ヶ月
- 飲食店 → 数週間
- 反社関連の会社 → 暴力を受けて辞めた(ニュースにもなった)
- その他、数え切れないくらい
一番長く続いた仕事でも数ヶ月です。「仕事が続かない」というより、「合う場所が見つからなかった」というのが正確かもしれません。
なぜ続かなかったか
弟を見ていて思うのは、「仕事ができない」わけではなかったということです。
体力もあるし、人と話すのも嫌いじゃない。でも、こういう場面でつまずいていました。
複数の指示を一度に出されると混乱する。 「あれやって、次にこれやって、ついでにあれも」と言われると、最初の指示を忘れてしまう。コンビニのレジ打ちをしながら品出しの指示を受ける、みたいなことが苦手でした。
「空気を読む」仕事が難しい。 接客で「お客さんの様子を見て対応を変える」ようなことが求められると、何をすればいいか分からない。
叱られ方が分からない。 ミスを注意されたとき、「何がダメだったのか」が理解できない。怒られたことだけが記憶に残って、同じミスを繰り返す。すると「何度言ったら分かるんだ」と言われて、さらに萎縮する。
これは弟の「やる気がない」のではなく、情報の処理の仕方が違うだけです。でも職場ではそれが「使えない」と評価されてしまう。
一番怖かった話
弟は判断力が弱いです。それを利用する大人がいました。
「いい仕事があるよ」と声をかけられて入った会社が、反社関連でした。暴力を受けて辞めることになりましたが、この件は後からニュースにもなりました。
消費者金融で100万円の借金を勧められたこともあります。「みんなやってるから大丈夫」と言われて、疑わずに借りてしまいました。
仕事が続かない人は、「とにかく入れるところに入ろう」と焦ります。その焦りにつけこまれることがあります。仕事を探すとき、一人で判断しないでほしいです。
母親が「縁を切る」と言った日
弟の態度が一番変わったのは、母親が「縁を切る」と伝えた日でした。
これは放棄ではありません。甘えられる場所をなくすことで、弟が自分で考えて動くしかない状況を作ったんです。
それまでは「ダメだったらまた実家に帰ればいい」という甘えがどこかにありました。その逃げ道がなくなったとき、弟は初めて自分から動き始めました。
仕事に対する発言が変わった。「次はここで頑張る」ではなく、「この仕事は自分に合ってるかもしれない」と、自分の特性を考えるようになった。
「合う場所」を見つけるために
弟の経験から言えることがあります。
「続かない」のは、あなたのせいじゃない。 仕事の環境と自分の特性が合っていなかっただけです。サボっているわけでも、やる気がないわけでもない。
自分の得意と苦手を知ることが第一歩。 弟は「複数の指示」が苦手だけど、「一つのことを繰り返す」のは得意でした。それが分かってからは、仕事の選び方が変わりました。
一人で仕事を探さない。 就労支援、ハローワークの障害者窓口、地域の相談窓口。使えるものは使ってください。弟のように悪い大人に利用されないためにも。
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